2012年04月27日 of nou style

米作り日誌/2012年4月27日

苗作り 2


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「うーすべーにいーろのー」

なんて歌にも出てくるこの植物、一体何でしょう?

そう、花水木です。

ハナミズキも咲き誇り、すっかり春らしい季節になってきました。

では、苗作りの続きです。


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籾は芽を出す時に大きなエネルギーを必要とするため、人の手で手助けをしてやります。

まずは12~15℃程度の水の中に約10日ほど漬けてやります。

十分な水分を吸収することで、芽が出る準備が整うようです。

また、籾は酸素を必要とするため時々水を交換してやります。

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発芽を抑制している物質が水に溶け出るので、それを除去するために水を交換すると言う話もよく聞きますが、真偽のほどはよく分かりません。

籾にもいろんな籾があります。芽が出やすい籾やら、芽が出にくい籾やら、千差万別です。

冷たい水に長く漬けることで、そう言った個体差によるバラツキを無くし、芽が出るまであと一息というところまでもっていきます。

あとは芽が出るのに最適な温度の水に漬けて、一斉に芽出しをしてやります。

約30℃の水に漬け、少しだけ芽が出たところでストップ。

これ以上芽を出させないよう、水からあげて乾かしてやります。

次はいよいよ種まきです。




                                      …つづく